IHなどで家庭内事故を防ぐ!!
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火事やヤケドの心配がないIHクッキングヒーターがお勧め
毎日の食事の準備や水仕事で長い時間を過ごすキッチンは、細かい配慮によって使い勝手に大きな差がつきます。身長に合わない高さのシンク毎日使うだけでも、体に余計な負担を与えることになります。無理せずに手が届く位置に収納庫を設置すれば、作業が非常にスムーズになります。さらには、シンクの下は通常収 納庫として使われていますが、ここをオー プンにすると椅子に腰かけたまま、あるいは車椅子を使いながら作業することが可能になり、足腰への負担をかなり解消出来ます。最近では、キッチンメ ーカーからはカウンターの高さを電動で調
整できる商品も登場しています。高齢化によって握力も落ちるので、レバ ー式やボタン式のコンロを採用すると、とても楽に操作することができます。立ち消え防 止機能のついたガスコンロもお勧めですが、火を使わないIHクッキングヒーター なら、火事の心配がありません。水栓はひとつのレバーで操作できるシングルレバー 式の方が操作が断然スムーズです。また、足元のスイッチ を押して吐水・止水を操作できるタイプもあります。床や壁、収納扉などに汚れがつきにくく、落としやすい素材を選ぶことで、毎日のそうじの負担を軽減できます。特に 床材は、水が飛んでもすべりにくく、掃除のしやすいものを選びましょう。
チェックポイント!!
●汚れにくい素材か
●水栓金具は操作が簡単か
●設備は安全か
●手元は十分明るいか
体にやさしい素材と床暖房で快適な空間に
家族がゆっくりくつろぐリビングスペー スは、家族全員が安心して過ごせる空間にすることがとても重要です。適度な明るさの照明を設置し て、快適な温度を保つよう冷暖房設備についても配慮しましょう。空気を汚さない床 暖房を設置して、家全体の温度差をできるだけ解消するのが理想的です。また、特に気をつけたいのが床の段差です。 高齢者の歩行は筋力が弱いため足先が十分 に持ち上がらず、ほんの2~3cmの段差がっまずきや転倒事故の原因となります。ですから、できるだけすべりにくい素材を選び、部屋の敷居や引き戸のレールなどの段差は3cm以下に抑えるようにしましょう。掃除のしやすいフローリングなら、ダニなどの発生を防ぐうえ、車椅子でもラクに移動することができます。
また、扉は引き戸にすると開閉操作がスムーズです。開き戸の場合はドアノブよりもレバーハンドル式の方が操作がしやすいでしょう。また、あらかじめ間口を広く取っておけば、さまざまな状況に対応します。窓は開閉がラクな引き違い窓を設置。はき出し窓があれば、屋外へ気軽に出入りできます。スイッチやコンセントについても、使いやすい位置と機種を配慮しましょう。パネルタイプのスイッチなら、目が悪く力の弱いお年寄りでも操作がスムーズ。緊急時のブザーなども設置しておけば安心です。
チェックポイント!!
●他室との敷居に段差はないか
●床はすべりにくい素材か
●建具は力が弱くても開閉しやすいか
●十分な明るさがあるか
浴槽の手すりは必須!!高さは30~50㎝が最適!!
浴室は住まいのなかでも事故が起こりやすい場所です。浴室と脱衣室の段差をできるだけ解消することで、つまずき事故を防止出来ます。床もできるだけすべりにくい素材を選んで事故を防ぎましょう。浴室のドアは開閉がラクなものを選びましょう。3枚引き戸タイプを選べば開口幅が広くなり、介護の際もスムーズです。内開きドアは万が一の事故の時に障壁になるので、避けた方がよいでしょう。浴槽は、またぎやすく、腰かけながら入 浴できる高さ30~50mの半埋め込み型が特にお勧めです。また、またぐ時に無理な体勢になら ないよう、浴槽のまわりに手すりをつけておきます。現在手すりは必要なくても、壁を補強しておけば後から取りっけることも 可能。洗い場や出入り口にも手すりがあれば、安心して入浴することができます。浴室の広さは介護のことを考えると、少なくとも1坪、できればそれ以上は欲しいところです。いざという時のために緊急時のブ ザーも設置しておけば万全でしょう。
納得いく住宅設備選びをすること
システムキッチンやユニットバスなどの住宅設備は、誰の目にも見える部分なので非常にわかりやすい上、間取りとおなじように気にされる方がほとんどですから、この部分でのトラブルはあまり聞きかないのが実状です。しかし、他の箇所と同じ様に「仕様書」や「仕上表」を基にメーカーを確認した上で、カタログやパンフレットで実際に使用される商品を確認しましょう。「どこまでが標準仕様なのか?」または「オプションとして付けられるものにどのようなものがあるのか?」などを確認しておきましょう。機器のグレードや付加設備は千差万別ですから、特に重要なシステムキッチンやユニットバスなどは、各メーカーのショールームに直接出向いて実物で確認するぐらいの気持ちで望む方が間違いないでしょう。
もっとも、住宅設備はいろいろなメーカーから出ていよすが、売主(業者)によって各メーカーからの仕入れ率が異なるため、「仕様書」や「仕上表」に記載されている住宅設備のメーカーを変えるのは思った以上に難しいようです。予算内で納めるためには、やはり売主(業者)が標準指定したメーカーの中で、オプションや仕様変更を考えるのが現実的といえるのではないでしょうか。
なお、大手の売主(業者)は、建物価格を安くするために、キッチンやバスなどの住宅設備、床材などの建材、ドアなどを同一メーカーから仕入れることによって建物価格を安く供給している場合がありますから、一部だけ他のメーカーの設備品に入れ替えるのは、難しい場合が多いようです。「建築条件付き」の場合は、あくまでもセミオーダータイプの住宅となりますから、ある程度限定されたメーカーから選ぶしかなく、またそのほうが余計な差額の請求もなく、安くできると考えた方がいいでしょう。