ハウスメーカー選びに迷ったら「相見積もり」

「相見積もり」ではっきりと!! 【ハウスメーカー選び】

ハウス 相見積もり

 

●ハウスメーカーを選ぶ際、相見積もり(見積もりの比較)をしないということは、愚かなことです。

 

●相見積もりをすることで、必ず住宅の価格は下がります。

 

●今では、インターネットで簡単に相見積もりを取ることができます。

 

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相見積もりを取って、 価格の相場を知ることが重要!!

ある程度、ハウスメーカーの候補先が絞れたら、予算の大枠、必要な部屋数、間取り、設備などの希望を伝えて、設計ラフプランと概算見積もりを出してもらいましょう。この時、複数のハウスメーカーに見積もりを依頼して比較、検討することを「相見積もりを取る」といいます。建築の相場は素人にはなかなかわかりづらいものですが、複数の見積もりを比較することで、納得のいく施工先を選ぶことができるのです。

 

相見積もりを頼む時には、いくつかの注意点があります。ひとつは、相見積もりであることをはっきり伝えることです。他社も参加するということで、適度な競争意識が生まれ、より特徴あるプランや見積もりを出してもらえるというねらいもあります。ふたつめは、すべての会社に同し条件を 伝えることです。各社それぞれ異なるオーダーをしていたら、正確な比較できなくなってしまうからです。伝えなければいけない項目は、用意できる大まかな総予算、家族構成やライフスタイル、そして間取り上の要望や使いたい材料、デザイン面での希望などです。各会社 に、それらを箇条書きにした書面を渡すと いうのもひとつの方法です。

 

 

ハウスメーカーによって見積もりの書式が違う!!

各ハウスメーカーから出てきた見積もりを比較する時の注意点を解説しましょう。金額の書いてある見積もり書では、ついつい総工費や坪単価といった大枠の金額に目が行きがちですが、プランや工事内容をよく理解したうえで、比較することが非常に大切です。当然ですが、見積もり書の書式は会社によって異なりますし、最初に提出する概算見積もりでは、会社によって厳密度も違ってきます。各社が提出する金額は、材料費の差や利益の取り方などによって、価格差が大きく出ることもあります。しかし、総額だけを比較して安易に決めるのは考えものです。手間がかかりますが、それぞれの項目を細かく比較したうえで検討することが重要です。各項目ごとに比較表を作って、この項目はA社が有利、この項目はB社というように比べていき、総合的な評価で決める事をお勧めします。わかりにくいところがあれば、口頭でも説明を受け、プランの特徴とそれが価格面にどう反映されているのかを慎重にチェックしましょう。このように、相見積もりのチェック作業は建て主側の労力も少なくありません。

 

 

見積金額に差が出るのは設備や内装!!

ハウスメーカーから見積もりとラフプランが出てきたら、プラン面で自分の要望がきちんと反映されているかを最初にチェックしましょう。それから予算面の検討に入ります。見積もり比較のポイントは、第一に、本体工事費と別途工事費の区分をよく見極め て、自分なりに整理し直すこと事です。どの費用がどこに計上されているのかをハウスメーカーごとに確かめて分類する必要性があります。

 

第二は住める家にするための費用がもれなく明示されているかの確認です。別途工事扱いで金額が明示されていないものは、理由を確認して明確にしておきましょう。

 

第三が本体工事費の内容とグレードです。グレードは、使う材料や工法によって大きくかわってきます。例えば、内装ではペイント仕上げよりも珪藻土など健康素材の塗り壁が高いといった具合です。これらの違いをよく吟味しながら、価格の違いがどこからくるのか、その違いを確認し、どちらが自分に適しているか、予算は妥当なのかという順で検討していきましょう。左に見積もりチェックの大まかな流れを示しました。金額だけにとらわれず、総合的に判断していくことが大切です。

 

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※熊本地震に耐えた「ツーバイフォー工法」

 

 

書式に出てくる専門用語も理解しよう!!

見積もり書と一緒に提出される「工事費内訳書」もしっかり確認しましょう。一般的に、「仮設工事」「木工事」などの項目と金額が書かれていますが、規格型住宅を扱うハウスメーカーなどでは、「本体工事費一式」としか表示されません。しかし、この内訳書は、一式いくらというようにとても大ざっぱなものなので、さらに詳しい「内訳明細書」を見る必要があるのです。この書類がなかったり、雑に作られているようなハウスメーカーは信用がおけないといえます。

 

もうひとつ注意したいのは、「本体工事費」以外にかかる「別途工事費」の扱いです。別途工事費とは、例えば、工事を始めてみないと金額が固まらない水道、電気の引き込み工事やカーテン、照明などの工事、空調設備、外構工事などです。いずれにせよ、本体工事費だけでは家が建たないということをしっかりと理解しておき、どんな工事が「別途」扱いになるかを確認しておく必要性があります。

 

 

工事の複雑さや営業経費で見積もり金額が違う!!

それでは、工事費の差はどこで出るのでしょうか。見積もり価格が異なる要因として、第一に部材や設備自体の価格差があります。上記しましたが、グレードによって価格もかなりの差があります。また、もうひとつの要因として工賃、つまり現場作業の手間賃があります。大工、 とび職、専門の職人など、相応の報酬を払わなければなりません。これらは、現場作 業の多さや工事の難易度によっても、かかるコストが大きくかわってきます。積水ハウスやダイワハウスなどのプレハブエ法のハウスメーカーでは、この現場作業分の手間を減らすため、工場での生産部分を増やしてコストダウンをはかっています。さらにコストに影響してくるのが、ハウスメー カーの営業経費や利益分などです。しかしこれらは、項目として計上されず、見積もり上にはあらわれないので、同様の工事内容での施工先による費用と比べることで判断していくことになります。

 

 

プランカや担当者の印象も含めて判断!!

契約前には、このように内容を深く掘り下げて検討すると同時に、担当者の誠意や熱意なども確かめておきましょう。特に、見積もり書の記載がずさんだったり、計算ミスが多かったりした場合などは注意が必要です。要求した資料などをすぐに提出してこないのも問題です。こういう場合は、実際に工事が始まってからの対応にも不安が残るので、早めに検討候補から除いたほうが賢明と言えるでしょう。ハウスメーカーでは、相見積もりにかかわったスタッフが引き続き担当するのが 通常です。家づくりの良きパートナーとして長くっきあえるかどうかの見極めも大切です。こうして施工先の候補が絞れたら、いよいよ具体的なプランニングになります。見積もりの段階で漠然とした要望しか出てい ないと、この時に早くも予算オーバーといった事態を招くので、早い段階でしっかりとイメージを明らかにしておきましょう。

 

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※フローリングセレクトガイド

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競合か? 相見積もりか? 指名か?

ハウス競合

 

ハウスメーカーでは、モデルハウスに来たお客や資料請求をしたお客を、「見込み客」と一般的に呼んでいます。その見込み客を、建てている最中の家(現場と呼んでいる)や、完成して住人が住んでいる家に案内し、いろいろと提案して、自社を気に入ってもらうのが営業マンの仕事なのです。そして実際に新築の計画をする段階になったら、候補の一つにしてもらうわけです。当然ですが1社のみを指名して、他社とは交渉をしないという人もいますが、大方は、「競合客」として他社との相設計、相見積もりになります。この競合でなく1社の業者を指名して、家づくりをすすめる施主が「指名客」となります。

 

1社指名では高く売られるという事実

大手の有名ハウスメーカーになればなるほど、指名客が増えます。これは当然のことです。普通に考えると競合客より指名客を大事にするはずと思うのですが、なんとそういうハウスメーカーは指名客に対して、競合客より高く売るのです。指名客に対しては「お客様は私ども○○社をご指名くださった大切なお客様です。ですから今回は、定価から100万円値引きさせて頂きます」という感じで、あたかも安くしたというような話をします。もちろん100万円という数字は、そのハウスメーカーによりかなり上下しますし、値引き○○万円とオプション○○万円となる場合もあります。そして一番腹立たしいのが、指名客に対し100万円値引きしているとすると、競合客に対しては、150万円とか200万円くらい値引きしているという事実です。まあ、少しでも儲けたいというのが人間というものかもしれませんので、それもある程度致し方ないと思うのですが、あまりに露骨なメーカーの場合、その神経を疑いたくなるものです。

 

ハウスメーカーは競合させるべきか?

ハウスメーカー選びは、最終的には「競合にするのか指名にするのか?」という話になりますが、前項で述べたように、指名にすると高く売られる可能性があり、間取りプランもいいものができないのが現実です。指名を受けた業者は「たいして良いプランニングをしなくても、指名客だから大丈夫」という意識になってしまうからです。もともとプランニングカがない業者にこう思われてしまっては、本当にだめなプランになってしまいます。実際にひどい家があまりにも多すぎます。「それなら、やはり競合させるのか?」となりますが、実はいろいろな問題があります。例えば鉄骨2社と木造1社の3社で競合させれば、鉄骨になってしまう可能性が高いですし、メートルモジュール2社と尺モジュールー社なら、メートルモジュールになってしまうことが多々あります。ひとりでも多くの人が良いと言うものを、良いと思ってしまうのが人間だからです。

 

危険なハウスメーカーを見分けるために

 

「すべてが良質なハウスメーカーであるとは限らない」

 

「すべてが良質なハウスメーカーであるとは限らない」

 

これが、この業界の大きな現実であることを最初に理解しておきましよう。「マイホームを手に入れたい」。それは、数多くの庶民が描く夢だといえるでしょう。住宅は土地の購入から含めると4~5千万円か平均的な購入価格となりますから、庶民にとっては一生に一度の大きな買い物です。ところが、それほどまでに高価な買い物であるにも関わらす、住宅の予備知識をほとんど持たす、盲目的に業者の言葉を信用し、契約をしてしまう人が多数存在します。確かに自分で調べるには限界もあるでしょう。専門的な知識がなく、しかも難しい専門用語……。それよりも先に、価格や住宅ローンなど、予算面に気を取られてしまうのもうなずけます。でも、この世の中には、じつは「買ってはいけない家」というのがあるのです。

 

とにかく建築に詳しくなる

結論から先に言うと、競合でも指名でもどちらでもいいから、とにかくあなたが少しでも多く勉強し、少しでも建築に詳しくなりなさい。そうすれば、競合であろうが指名であろうが、良いものと悪いものの区別はつくようになります。建築に関し十分な知識がなければ、いい業者を見分けて指名することもできません。また、競合させても結局どの業者の提案が良いのか判断できないからです。住宅は大きな買い物です。あとから後悔しても取り返しがつきません。


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