サニタリースペースのセレクトガイド

「お風呂」「トイレ」「洗面所」の基本的なセレクトガイド!!

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サニタリーのセレクトガイド

 

ここではサニタリースペースの設備機器のセレクトガイドをご紹介しています。住宅の設備の中でも進化のスピードが速いのが、このサニタリースペースの設備機器です。便利なものから、安価なもの、そして高価なものまで、各社が様々な商品を展開しています。

 

 

 

「浴槽」「水栓金具」のセレクトガイド

浴室の広さとバス水栓の種類によって、設置できる浴槽のサイズが変わってきます。一般的な1坪タイプの場合では、バス水栓がデッキタイプならば間口が140m、水栓が壁づけなら160mの浴槽が最適と言われています。

 

最近注目の浴槽は、心臓に負担がかからないといわれる半身浴ができるベンチがついたタイプです。各メーカーが新商品を発表しています。そのほかに、ヘッドレストやアームレスト、ハンドグリップがついたものがあるので、入浴スタイルを考えて最適なものを検討しましょう。

 

浴室の水栓金具は、湯温か設定できるサーモスタット機能つきが便利で、特に子供が小さい家庭には安心です。これも最近では常識になっています。また、長時間湯を出していても本体が熱くならず、やけどの心配のない本体昇温防止機能つきのものもあります。

 

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「システムバス」「ユニットバス」のセレクトガイド

ユニットバスセレクト新築でもリフォーム、あるいはリノベーションでも人気が高いのがシステムバス・ユニットバスです。ひと昔前とくらベカラーバリエーション・デザインバリエーションが豊富になり、機能性も大幅にアップしました。システムバスは工期が非常に短くてすみ、2階への設置がしやすいなどの大きなメリットもあります。各メーカーが力を入れているのが、バリアフリータイプやユニバーサルタイプといわれるものです。出入り口の床の段差の解消や手すりの設置、低めに埋め込まれた浴槽など、どんな年代の人にも使いやすい配慮が常識となりつつあります。高齢の家族がいなくても検討してみてはいかがでしょうか。

 

また、オプションや入れかえアイテムが充実しているのもシステムバスのうれしい特徴です。入浴しながらニュースがチェックできるバステレビやスチームサウナ、ミストサウナ、魔法瓶浴槽、ジェットバスなど、バスタイムの過ごし方を考えて選びましょう。

 

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ユニットバスは断熱性・気密性が重要

上でも詳しく述べましたが浴室は大きく分けると、ユニットバスと注文仕様バスの2種類に分かれます。注文仕様の場合、すべて自由にできるのですから、断熱性能も高められ、床素材も保温性のあるものを選べます。しかしユニットバスは標準があり、そこからオプションでいろいろと付属していくのですが、この「標準」というのが大きな問題です。現在では、多くの人がユニットバスを選んでいます。予算のある人は浴槽や内装を高級なものにしたり、ジャグジーなどを付けたりしています。それはそれで良いのですが、問題は「標準的なユニットバスは断熱性能が低い」ということです。ユニットバスにはもともと断熱材が付いているのですが、本当に頼りないものです。だから内装をいくら豪華にしようが、浴室内が寒いため使い心地がいまいちなのです。

 

まずオプション断熱材を追加しましょう。そして構造上、ユニットバスと壁との間には隙間ができるため、床下の冷気が上がってこないよう、ここを気密処理します。内装やジャグジーなどは二の次のことです。予算が少なくてもそこまでは力を入れてほしいと思います。次に床を見ます。必ず水はけが良い床を選びましょう。また床素材は、タイルのものは冷たいので避け、比較的温かく感じられる樹脂系のものにします。次に予算がある人は、オプションを考えていきます。暖房を付けるなら100Vタイプより200Vタイプにしてください。灯油やガス系の暖房なら200Vと同じく強力なので、それでも良いでしょう。低温でも体が温まりやすいジャグジーを採用するのも賢明です。ジャグジーがないとお湯を熱くしなければならず、光熱費もかかり、体にも負担がかかります。また、お風呂がボイラーから離れている場合は、お湯が出てくるのに時間がかかり不便ですから、即湯システムを付けるのもいいでしょう。

 

注文仕様のバスは寒くなりやすいので要注意

よく流行りの住宅雑誌などで、タイルでできた注文仕様の浴室が紹介されています。格好が良いため憧れる人も多いと思います。しかしタイルは冬、非常に冷たくなり、長時間、床暖房をつけっぱなしでなければ到底実用に耐えるものではありません。またタイルは滑りやすく硬いため、滑ったときに非常に危険という面もあり、目地にカビが発生しやすくなるのです。しかし、「どうしても」ということであれば、せめて床はタイルをやめ、浴室コルクタイルを使用すれば良いでしょう。コルクは意外と防水性がよく、また滑りにくいという大きな利点もあります。

 

セントラル浄水器

セントラル浄水器は、建物全体に設置される浄水システムです。蛇口から出る水だけでなく、トイレ、洗面、キッチンなど、全ての水道水を浄水します。これにより、お風呂だけでなく、生活全般で塩素などの不純物を取り除くことができます。初期費用は高めですが、月々のランニングコストは比較的低いため、コストパフォーマンスが高い設備です。

 

マイクロバブルシャワー

マイクロバブルシャワーは、非常に細かい泡を含むシャワーです。これにより、汚れが落ちやすく、節水効果も期待できます。さらに、お湯の使用量も減少するため、光熱費を削減できます。初期費用は3万から5万円程度であり、交換も簡単に行えるため、手軽に導入できるおすすめの設備です。

 

ホーローの壁

一般的なお風呂の壁は樹脂系の素材でできていますが、これらの壁は時間とともに傷がつき、汚れが蓄積しやすくなります。ホーローの壁は、タカラや宝スタンダードなどのメーカーが提供しており、傷がつきにくく、磁石がくっつくほど丈夫です。ホーローの壁を選ぶことで、長期間にわたり清潔なお風呂環境を維持できます。

 

浴槽の素材を選ぶ

浴槽の素材は快適なお風呂のために重要な要素の一つです。一般的なホーロー製の浴槽以外にも、アクリルやフィベックスなどの素材があります。それぞれの素材には以下のようなメリットとデメリットがあります。

ホーロー製浴槽

【メリット】

汚れがつきにくく、掃除が簡単。 長期間の耐久性がある。匂いが出にくい。

 

【デメリット】

他のメーカーの設備と組み合わせにくいことがある。

アクリル製浴槽

【メリット】
施工が比較的簡単。 -軽量で取り扱いがしやすい。

 

【デメリット】
汚れがつきやすく、定期的なお手入れが必要。

浴槽の素材を選ぶ際には、耐久性やお手入れのしやすさを考慮しましょう。

 

 

自動洗浄機能を検討する

最近のお風呂の設備には、自動洗浄機能が搭載されているものも増えています。自動洗浄機能を備えた浴槽や便座は、定期的な掃除の手間を大幅に軽減します。ただし、自動洗浄機能を搭載した設備は初期コストがかかりますが、月々のランニングコストはそれほど高くありません。

 

メーカーの選択に注意する

お風呂場の設備を選ぶ際には、同じメーカーの設備同士を組み合わせることでシームレスな動作を実現できます。一部の設備は特定のメーカーとしか組み合わせが難しい場合もありますので、注意が必要です。放浪の壁だけを導入することができない場合もあるため、設備の組み合わせについてよく考えましょう。

 

窓の大きさと位置に注意

お風呂の窓は、設備やお風呂のタイプによって選択すべきです。窓の大きさは、いくつかの要因に左右されます。以下のポイントに注意しましょう。窓を大きくすると、冷気が侵入しやすくなり、寒さを感じる可能性が高まります。適切なサイズを選ぶことが重要です。大きな窓は防犯性を低下させる可能性があります。窓の位置と大きさを検討し、セキュリティを確保しましょう。断熱性と防犯性を考慮して窓を選ぶことが大切です。断熱性が低い場合、お風呂場の寒さが増します。

 

窓の有無と湿度管理

窓を設置しない場合、湿度管理に注意が必要です。以下の点に留意しましょう。お風呂場に窓を設置しない場合、湿度をコントロールする必要があります。湿度が高いとカビの発生が懸念されます。室内の乾燥した空気をお風呂場に適切に供給するため、湿度管理を行うことが大切です。壁や床の色を明るくすることで、汚れが目立ちにくくなり、掃除の手間を減らすことができます。

 

浴槽のサイズと水道代

浴槽のサイズについても検討が必要です。大きな浴槽は水道代に影響を与えることがあります。浴槽を大きくすると、水道代が増加する可能性があります。毎日の使用量が増えるため、コストがかかります。大きな浴槽はお湯の収量も増え、電気代も増加します。水道代だけでなく、総合的なコストを考慮しましょう。

 

お風呂場の入り口の選択

お風呂場の入り口のタイプも考慮すべきです。開き戸と折れ戸の違いについて以下にまとめました。折れ戸は比較的開けやすいが、掃除がしにくい箇所があります。汚れがたまりやすいため、掃除の手間が増えることがあります。開き戸は掃除がしやすく、入り口の選択肢として検討する価値があります。また、開き戸は出入りしやすい特性を持っています。

 

お風呂場の湿度管理の裏技

お風呂場の湿度管理には、家全体の環境を活用することが役立ちます。以下は、湿度管理のための裏技です。冬場にお風呂場を乾燥させる際、家全体の温度を調整してリビングなどの温かい部屋から乾燥させることで、寒さを和らげることができます。夏場にお風呂場を乾燥させる場合、外の湿気を取り入れず、リビングの乾燥した空気を利用することで、効果的な湿度管理が可能です。

 

開け閉めの楽な窓を選ぼう

浴室の上げ下げげ窓の欠点は、上げ下げに力が要るため、ゆったりとくつろぐ場所であるべきお風呂には向かないことです。またルーバー窓は全開できますが、気密が悪いため冬寒くなってしまいます。そこで全開にもでき、気密もいいオーニング窓はどうでしょうか。開閉もレバーを回すだけですからとても楽です。アルミサッシ製の引き違い窓は気密が悪いのですすめられませんが、樹脂製のサッシなら気密がいいので、引き違い窓でも良いでしょう。

 

また窓を取り付ける場所は、お風呂に入っているとき、手の届くところがいいでしょう。顔の正面だと、立ち上がるのが面倒ですし、頭の後ろに窓があるのも使いにくいものです。風も抜けるように、一番良いでしょう。またお風呂は湿気が多いため、使っていないときは窓を開け放して換気したいものです。そのためには、面格子(金属製の角材等を縦に組んだ枠形のもの)が付いていれば安心です。しかしプロの泥棒にかかると、施工が甘いとドライバー一本で簡単に取り外されてしまいます。それを防ぐには、太いビスで取りつけてネジ山をつぶすか、瞬間接着剤で埋めてしまいましょう。またそのままだと、外から入浴中の人のシルエットが見られてしまいます。面格子の視線の位置に、塩化ビニールの波板等を目隠しに付けることを忘れないでください。

 

ドア・浴槽・排水溝がそろつてこそ快適になる

浴室の扉は折り戸が標準です。狹いスペースで開け閉めできるのでけっこう便利です。オプションで一枚ドアがありますが、開け閉めにスペースがとられるのであまり使い勝手は良くありません。余分なお金を払って使いにくいなんて、無駄なことです。予算があれば三枚引き戸がいいでしょう。開閉にスペースが不要ですし、開口が大きくとれるので大変便利です。また浴槽はFRP(ガラス繊維を使った強化プラスチック)が標準です。予算が少なければこれで十分だと思います。一方、人造大理石の浴槽は、見た目も高級で、また表面がつるつるしている(ミクロのでこぽこが少ない)ため、汚れが付きにくく掃除がとても楽という利点もあります。予算のある人は採用する事をお勧めします。

 

1坪タイプや1.5坪タイプのユニットバスの場合、浴槽と洗い場が半分ずつなのですが、匹畳タイプの場合、浴槽と洗い場が半分ずつでないものがあります。いろいろなサイズを製造すると在庫のストックに経費がかかり、なかなか対応できないというのが多くのお風呂メーカーの実情です。そこで1坪タイプの場合、1坪タイプの浴槽か1.5坪夕イプの浴槽が使用されるのですが、これが意外と不便なのです。

 

お風呂というのは、結論的に言えば、洗い場も浴槽も同じサイズが使いやすいのです。どちらかが広くどちらかが狭い、というのはとても使いにくいものなのです。素人がそれを知らないのは仕方ありませんが、多くの設計者がそれを意外と知らないという事実も知っておく必要があります。仮に1坪タイプを選び、そのメーカーがその半分のサイズの浴槽を用意していなければ、発注を考え直したほうがいいかもしれません。

 

お風呂場の設備を選ぶ際には、メリットとデメリットをよく考え、自身の生活スタイルに合ったアイテムを選びましょう。お風呂場の設備は快適な生活をサポートする重要な要素ですので、慎重に選ぶことが大切です。設備選びに迷った際には、住宅設備チェックシートを活用し、費用対効果を検討してみてください。それによって、理想のお風呂場を実現する一歩が近づくでしょう。

 

 

標準仕様以外にと言うハウスメーカー営業マン

浴室の排水溝に関しては、洗い場四方全てが排水溝になっているものがあります。たくさんの排水が一気に流れるということを、浴槽メーカーの営業マンはアピールします。そのためこれを選ぶ人も多くいます。しかし排水溝の中やふだが汚れるため、お風呂を洗うとき、排水溝とふたの全てを洗わなければならず、とても手間がかかり、これを選んだ多くの人は後悔しているようです(あまり掃除をしなくても気にならないという人は別ですが)。排水溝はできるだけシンプルな形状のものがよいのです。

 

余談になりますが、大手有名ハウスメーカーは自社標準のユニットバスしか使わず、他の商品を使う機会が非常に少ないため、実は各浴室メーカーの数ある風呂の知識がほとんどありません。私自身、メーカーに勤めているときはそうでした。その点、工務店は施主によっていろいろな風呂を使い分けるので、結構な商品知識があるものです。「お風呂メーカーがつくるものだから」とか「ハウスメーカーが標準にしているものだから」と安心するのは止めたほうがいいでしょう。

 

 

「洗面化粧台」のセレクトガイド

洗面台のセレクト

 

洗面化粧台は、洗面キャビネットとミラーキャビネットを選んで組み合わせる構造がポピュラーです。ウォールキャビネットやサイドキャビネットなどの収納部材が充実した機種があるので、設置スペースや目的に合わせて慎重に選びましょう。

 

洗面キャビネットの水栓金具には、洗髪タイプと洗顔タイプの価格は洗顔タイプより高めになりますが、手軽にシャンプーができ、ヘアカラーをする際にもとても便利です。最近の傾向としては、洗面ボウルが大型化していることがあります。ニットなどを自宅で洗濯したい場合は、大きめのボウルが最適です。また、洗面ボウルとカウンターが一体になったタイプは、ボウル周囲のつなぎ目がないため、手入れが簡単にできます。これが今後の主流となるでしょう。

 

 

 

「トイレ」関連機器のセレクトガイド

便器には、便器と便座、ロータンクが一体になったタイプと、それぞれを選んで組み合わせるタイプがあります。一体型は、つなぎ目が少ないため、掃除がとても簡単です。組み合わせ型は、将来便座だけをとりかえるという場合に向いています。新開発の便器は、水ア力などの汚れがつきにくい加工がなされているため、従来より手入れが非常に簡単になりました。

 

また、便器の洗浄方式にはいくつかの種類があり、水たまり面が広いものほど、においが拡散しにくく、汚れもつきにくくなっています。最近では電気での強制排水が主流となっています。狭いトイレでは、ロータンクの上に手洗い器がついたものもよいのですが、少しスペースに余裕があるのであれば、半埋め込み式の手洗い器や奥行きの浅いカウンター式手洗い器もあるので、検討してみてください。

 

 

 

■サニタリースペースもバリアフリーに

浴室もバリアフリーに!!安心して入れるお風呂に!!

浴室・ユニットバス・システムバスは、サニタリーのなかでもバリアフリー対策が重要な箇所です。ポイントとして、安全性、使いやすさ、照明、冬場の暖房などがあげられます。床は、洗面脱衣室との段差をなくし、滑りにくいタイルを選びましょう。洗面脱衣室から浴室への移動や浴槽への出入りに役立つ手すりも、動線を考えて適切な位置に設置するべきでしょう。もしくは将来に備えて、手すりの下地を入れておくことをお勧めします。

 

給湯器のスイッチや水栓金具類も操作が簡単な大きめのタッチパネルのものを選ぶことが大切です。冬場に備えて、床暖房や暖房機能がついた換気装置を設置すれば快適に入浴できます。ヒートショック対策にもなります。ですが、機器は操作が簡単なものを選びましょう。細部まで安全性を考慮してトイレの出入り口は、床の段差をなくし、ドアなら外開きにすれば、万一のときにもあけやすくて安心です。手すりを設置してもゆとりがあるように、間口を広めに。トイレは、出来れば高齢者の部屋の近くに設置し、廊下やトイレの入り口に足元灯をつけると夜間でも安全に利用できます。

 

 

 

■バスルームとカビ対策

抗菌加工のアイテムや換気で清潔に保つことが重要!!

カビ対策 風呂浴室のお手入れには頭を痛める方も多いのではないでしょうか。湿度や温度が高く、せっけんカスやアカなどの汚れが付着して、浴室はカビやヌメリの発生しやすい場所です。こうした悩みを解消するには、今注目の抗菌や防カビ加工の製品をとり入れるのが効果的です。

 

最も気になるタイルや目地をはじめ、水栓金具、浴槽、棚、手すりなど抗菌アイテムはバリエーションも豊富です。浴室を清潔に保ち、家を長もちさせるには、湿気をすばやく追い出すことがとても重要です。浴室換気乾燥機や湿度センサーつき換気扇などを設置したり、窓も風通しのよさを考えてプランニングしましょう。また、入浴後は窓やドアをあけ放ったり、まめに掃除するなど日ごろのケアが大切です。

※記事内には「PR」の宣伝活動および、アフィリエイト広告が含まれております。

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